『クイズ王の「超効率」勉強法』読了。

クイズ人の間で発売前から噂になっていた 日高大介氏(「高」は「はしご高」)の『クイズ王の「超効率」勉強法』を本屋で買い、一昨日読み終わりました。
結果を出している人が書いた本だけにいろいろ参考になりました。

クイズの勉強法は受験にも応用できるんですね。
漢検1級を3カ月で突破とはすごいです。私は昔、ある漢字雑学本をパラパラと読んだことがあるのですが、その本には漢検1級の漢字の熟語を並べた章がありました。これがまあ見たことない言葉だらけで、普通に本を読んでいるだけでは、いくら読書量が多かったとしても、これらの漢字(熟語)を読み書きできるようになるのは絶対無理だと気付きました。新聞も難しい漢字は使わないというガイドラインがありますからね。普通に活字にふれているだけでは漢検1級レベルの漢字は身に付きません。

漢検1級に合格するためには、まずは漢検1級の本を探すことが大事です。そうしないと「超効率」になりません。

クイズで効率のいい勉強法といえば、問題集を読むことですな。この本の中にも「いま「クイズ王」と強豪と呼ばれている人のなかで、これまでにこなした問題数が五万問以下である人はいないのではないでしょうか」と書いてあります。問題集を読まずに普通の本をたくさん読むというやり方は効率が悪いですからね。
「知識を蓄え、スピードを高めるためには、とにかく多くの問題集を何周もすること」(118ページ)
そういえば、「何周もする」というのは受験勉強法でもよく言われていることですね。「3冊を1回やるより、1冊を3回やる。あれこれ多くの参考書に手をつけてどれも中途半端ではいけない」とか。クイズ界では市販以外の問題集が非常に多く出回っていますから、何周も反復するという発想が生まれにくくなっているかもしれませんね。

早押しの「スピードを高める」のも「多くの問題集を何周もすること」なんですね。
クイズプレーヤーの早押し合戦では、答えが頭に浮かんでから押していては間に合わないことが多いです。答えを知っていると確信したらすぐに押さなければボタンは点きません。
「正解が思い出せそうにない、というときには、なんとなく指にブレーキがかかります」(121ページ)
そうですか。早押しにおける自分が正解可能かどうかの判断力は、「多くの問題集を何周もすること」によって身に付くのですね。

ところで、この本には多くの問題文例があり、その分析が書いてあります。
「長戸勇人さんが、その著書『クイズは創造力〈理論篇〉』」(情報センター出版局)で紹介されたものがベース」(53ページ)の部分も多いですが(長戸氏も自分の考え以外に、クイズ仲間が常々考えていたノウハウも『クイズは創造力』に書いているんですけどね)、42、43ページの慣用句に関する内容はオリジナリティーを感じました。(私だけかな?)

「第6章 私的クイズ考」(218ページ~)
クイズの行き詰まりについて述べられています。
1問1答早押しに特化し、さらに「ある程度おもしろくなければならない」など条件がいくつか加われば、パターン化して行き詰まるのも無理はありません。
批判する向きも多い「長文クイズ」は、行き詰まりを打開するために必然的に生まれたといえるでしょうな。

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