『シベリア超特急』シリーズ

前から気になっていた『シベ超』。ようやく観た。
ツタヤで「5」までの5巻借りたのだが、「4」が映画ではなく舞台作品だったとは知らなかった。
それにしてもこの舞台版の「4」は、セリフを間違えたり言い忘れてしまったり、それらのミスを繕うためになんとか辻褄をあわせたりで、けっこうグダグダだったなあ。舞台の初めの方に夫婦共々出演していた小田切みきが、黒澤明の『生きる』に重要な役で出ていたあの丸顔の女の人だったとは驚いた。あんな細いお婆さんになっていたんだね(2003年)。それから、四方晴美(よも・はるみ)が小田切みきの娘だと後で知って驚いた。とかいって、四方晴美のことは殆ど知らないのですけど。

このシリーズほど鑑賞前から偏見を持たれている作品も珍しい。まあ、鑑賞後の評価も総じて芳しくないのですが。
列車が動いているように見えない(第1作)とか、水野晴郎が棒読みだとか、いろいろ批判されている。
個人的意見としては、列車の撮り方にそんなに違和感はなかった。列車が走っているように見えないと言われたカメラワークも、言われてみて、そういえばそうだったかなとやっと気付いたくらいだし。
水野晴郎の棒読みも、喜怒哀楽の激しい役ではなかったので、とくに問題はないと思う。そういえば映画解説している時の方が感情豊かだったなあ。それは素(す)の自分だからか。でも水野晴郎は役者ですよ。映画解説の時に好きではない映画でもにこやかに見どころを説明していたんだから。

観た5つの中ではやっぱりシリーズ最高傑作とされる「3」がいちばん良かったかな。主人公を演じた三田佳子と宇津井健が設定上の年齢より随分若く見えるくらいのことはどうってことない。宇津井健の耳が宇津井健の役の過去を演じた子供の耳より大き過ぎるくらいのこともどうってことない。

◆水野晴郎の考えについてわかったこと。

  • 「楽しくなければ映画ではない」と思っている。
  • 『シベ超』にはどんでん返しを入れたい。(エンドロールの後も必見)
  • 毒入りの飲み物を飲まされたふりをしなきゃ気がすまない。(これは途中からか)
  • 戦争は人を不幸にするから絶対にしてはいけない。(これが一番言いたかった事のようだ)

シベリア超特急

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