中黒(・)と二重ハイフン(=)

外国人の名前をカタカナで表記する時、切り離してはいけないところは二重ハイフン(=)でつなぎ、それ以外は中黒〔なかぐろ〕(・)にすると明確に区別することが定着してきたのはここ10年以内のことだと思われる。
ひと昔前はなんでもかんでも「・」か「=」のどちらかに統一していた。クイズプレーヤーの間でよく読まれていた某百科事典でさえも「・」に統一していたくらいだ。
サークルの会報(問題集)でも「=」に統一していたものがあった。そういえば私が中学生の時の社会科教師も「=」で統一していた。
というわけで、切り離しちゃいけないものを切り離してしまっている表記が定着することもある。例えば「トゥールーズ=ロートレック」は一般的に「ロートレック」と呼ばれていたり。

とはいえ、昔でも、これは切り離してはいけないんだろうなあと気が付くこともありましたよ。例えばロシア五人組の名前が「キュイ、バラキレフ、ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー・コルサコフ」というふうに並べられているのを見たら、リムスキー・コルサコフだけファーストネーム付きにするはずはないって考えるのが普通だもんね。

昔、とあるクイズ王決定戦番組でブトロス・ガリのフルネームを問う問題が出て答えの「ブトロス・ブトロス・ガリ」が発表されると笑いが起こっていたけど、笑い事ではないですよ。当時広まっていた「ガリ事務総長」という言い方がおかしいんです。「ブトロス・ブトロス=ガーリ」なんだからね。当時は一つの名前に「・」と「=」を両方使う表記がまだ広まっていなかったっていうことさ。時代を感じるなあ。

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