夏休みの登校日、「20万人」を実感。

学校が大嫌いだった私は、小学生の頃、夏休み中に2日ほど登校日があるのがイヤだった。めんどくさいなー、と思っていた。

それはさておき、今日8月9日は長崎に原爆が落とされた日だ。8月6日には広島に原爆が落とされた。直後の死者数は合計20万人だったらしい。大変な数だ。一瞬にして都市を壊滅できる爆弾の恐ろしさ。

私が通っていた小学校では夏休みに、原爆について考える登校日があった。ある年、原爆の被害者数20万人というのがどれくらいすごい数なのかを児童に理解させる行事として、大きな模造紙に20万枚の「人間の顔」をびっしりと貼って、それを眺めて「こんなにたくさん死んだのか。ひどいな」と、皆でいたましく思うという活動をすることになった。
おそらく先生たちは、子供にとって「20万人」という文字だけでは実感として不十分だと考えたのだろう。

夏休みに入る前に全児童(高学年だけだったかもしれない)が、大量の古新聞から載っている写真の顔の部分だけを切り抜き、模造紙に糊でぺたぺたと貼っていった。先生からは、できるだけ大きさを揃えて隙間なく貼るように言われた。そうしないと数が正確にならないからだ。それでもところどころ巨大な顔が貼ってあって、それを見ると不謹慎ながら可笑しく思った。

そして、夏休みの登校日。体育館の壁に貼られた、大量の顔で埋まった模造紙を見学。
近くには次のような説明が書いてある紙が貼られていた。

広島・長崎に落とされた原爆で、この人数の2倍の人が死亡しました。

2倍て・・・。足りなかったんだね。

余談。東京大空襲の犠牲者数も10万人以上というものすごい数だ。これは単独の空襲による犠牲者数としては世界史上最大だそうだ。→東京大空襲

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。