子供の「今やろうと思ってたのにぃ」は、大抵本当である。

一人暮らしというのはいいものです。
家族一緒に暮らしていると、なにかと癇に障ることが多いですから。

子供にとっていやなことといえば、「後片付けしろ」だの「早く風呂に入れ」だのアレコレ言われることです。
で、「今やろうと思ってたのにぃ」と口答えしたら、親にキレられたりします。
親としては本当にそう思っていたのかと疑いたくなるかもしれませんが、子供は大抵の場合、本当に、今やろうと思っているものですよ。まあ、「今」というよりは、少し前からずーっと、頭の中では「そのうちに必ずやろう」と思っていたというのがより正確でしょうけど。

社会人になると、やろうと思っていたことを指図される場面はしょっちゅうあるので、だんだん慣れてくるのですが、子供にとってはけっこう耐え難いことなのです。

例えば、後片付けに関する、次のAとBの状況をくらべてみましょう。

《A》・・・片付けようと思っていなかった時に、「片付けなさい」と言われた。

《B》・・・片付けようと思っている時に、「片付けなさい」と言われた。

《B》の子供は内心ものすごくムカつきます。自分が《A》であると誤解されたと感じるからです。
親は、そんなの大したことじゃないと感じるかもしれませんが、子供にとっては、大げさに言えば、濡れ衣を着せられたような気持ちになります。
《B》の子供が、何も言わず黙って片付けるというのは、「片付けようと思っていなかった」という嘘を認めることになります。これは子供にとって大きなストレスです。

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