『東大クイズ研のすごいクイズ』読了。

東大のクイ研は他の大学のクイ研とは距離を置いている印象があったけど、現在はどうなんでしょう。
そんなことはともかく、東大生が出した問題集を何冊か読んだことがあるが、おおむねセンスがいい問題が多い印象があります。

『東大クイズ研のすごいクイズ』、遅まきながら読み終わりました。
題名が「すごい」ね。おそらくねらったものと思われるボキャ貧的な題名がいい味出してます。
で、中身は非常に普通。普通すぎるくらい。もし普通のクイズ本を何冊か集めて、その中から最も普通のクイズ本を選んだらこの本が選ばれそうです。

ジャンルの分け方(13の章)もいいバランスだと思いました。「ファッション」と「グルメ」を独立したジャンルとするのはどうかとも思えますが、まあ、一般的な「5ジャンル」よりは偏りが少なくなりそうな感じがします。

最終章以外は答えがすぐ後ろのページに載っているのは読みやすくて良いですな。問題と答えが離れていないというのはクイズ界の会報では当たり前だが、市販本ではそうなっていないものも多い。クイズプレーヤーは問題集を読む時、問題を読んだらすぐに答えを見るのが普通なので(たぶん)、答えが近いほうがありがたい。
あと、全ての問題に解説が付いているのも評価できる点ですね。

最後に載ってる「問題の作り方」コラムで、

[初代兵庫県知事にもなっている日本の政治家で、初代総理大臣になった人物は誰?]

という問題が、「問われるべき事項とイコールになっている名詞が複数回登場する不自然な問題文」の例として挙げられていて、「~大臣になったのは誰?」のほうがしっくり来ると書いてありました。
そういえば、そんなことには気を付けたことはなかったなあ。私の場合、例えば上の問題文なら、「~政治家で、~政治家は誰?」というように、同じ「政治家」という名詞が2回も登場することのないようには気を付けていますが、異なる名詞ならOKとしてきたもんなあ。作った問題文が不自然と思われないように、このことは頭の片隅に入れておくとするか。

最後に、僭越ながら発見した誤りの幾つかを発表します。本に誤植は付き物。

P.10 フラティウス円形闘技場 → フラウィウス円形闘技場

P.110 銅・亜鉛・スズの合金 → 銅・亜鉛・ニッケルの合金

P.151 ハンフリー・ボガード → ハンフリー・ボガート

P.205 設楽貞夫 → 設楽貞雄

余談。最終章の42問目、おもいっきりネタバレ。まあ、昔の市販本にも同様のネタバレがあったけど。

『東大クイズ研のすごいクイズ』読了。」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。