不正解者数を鵜呑みにしてはいけない。

大概のクイズの問題集は、筆記(ペーパー)クイズの答えの右横あたりに正解者数が載っている。
そして、解説や、編集者(そのクイズの企画者)のちょっとした感想が付いている場合もある。
正解者数に関する感想めいたものでよく見かけるのは「意外に正解者数が少ない」「こんなに知られていないとは思わなかった」という、正解率が想像以上に低いことを指摘するものだ。(もちろん、「なんでこんなに正解者が多いんだ?」「こんなに有名だったとは!」という真逆のもあるけど)

気をつけなければならないことは、ひとくちに不正解者と言っても、その様相はさまざまだということだ。
正解できない理由には、ぱっと思いつくだけでも「全く知らなかった」「聞いたことあるけど覚えてない」「ど忘れした」「ノドまで出かかってるのにぃ」などがあり、到底同列には扱えない。
ある問題で、不正解者数の数字だけを見ていると、ついついその全員がその問題と答えについて知らないと判断してしまいがちだが、「知ってるけど思い出せない」「知ってるけど名称までは知らない」という解答者だっているのだ。
あと、問題文の読み間違いなど、ケアレスミスということもある。
笑いのネタにされてしまう珍答も、案外ミスから生まれたものが多いのではなかろうか。

そもそも、一般的な筆記クイズの制限時間が短すぎるのである。
筆記クイズを解いていると、覚えているはずなのにすぐに答えが思い浮かばない問題がいくつか出てくる。そういう問題は飛ばして後で頑張って思い出すことにするわけだが、時間切れで思い出せない場合が多い。それを「知らない」と判断されてしまうのはなんか釈然としない。
それから、時間が短いと、計算問題は捨てて、「思い出し」にすべてをかけてしまいがちになる(私だけ?)。
時間配分によりある問題を捨てることは、その問題を解けないのと同じということになるのだから、正解率だけを見ていては真の認知度・理解度は測れない。

不正解という結果だけを見て、こんなことも知らないのかと判断を下すのは早計である。

余談。
正解にもさまざまなレベルがある。「よく知っていた」「名前だけ知っていた」「カンで書いたら当たった」などなど。
でも、与えられる得点は同じ。

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