漫アゲがあまり出題されないのにはワケがある。

どのくらいの割合かは分かりませんが、クイズ界では、漫画・アニメ・ゲーム、いわゆる「漫アゲ」のジャンルが出題されなさすぎることに対して否定的な人が一定数存在します。
「学問系ばかり出るのはおかしい。もっと漫アゲを増やすべきだ」という意見は常に誰かが言っています。

確かに、ゲーセンのマジアカやアンアンは別として、一般的なクイズのオープン大会やサークルの例会では、漫アゲ問題はあまり出題されません。全く出題されないということは滅多にないのですが、主要な一ジャンルにはなっていないのが現状です。
テレビ番組のクイズ、例えば『アタック25』でも、オタク系アニメ問題がバンバン出題されるというようなことはありません。

では、漫アゲ問題が少な過ぎるのは良くないことなのでしょうか。ジャンルのバランスが悪いと言えるのでしょうか。

クイズで漫アゲが少な過ぎると感じる人は、漫画・アニメ・ゲームの市場規模が大きいことや、ファンの人口が多いことに頭を巡らせ、「これだけ無視できないほどの大きなジャンルなのだからもっと出題されるべきだ」と思ってしまうのでしょう。

けれども、クイズにおいて漫アゲの割合が大きくなり過ぎると、「これはちょっとバランスが悪いのではないか」と感じる人が確実に増えます。漫アゲが多過ぎると違和感があるからです。
そしてその違和感は、案外まともなバランス感覚と言えるのです。
そう、漫アゲは少しだけでいいのです。
7、8問に1問の割合で漫アゲが出題されたら、それは多過ぎです。

漫アゲが主要な一大ジャンルになることに違和感があるのには理由があります。
それはジャンルの持つ歴史の長さからきています。

百年前には存在しなかったか、あるいは、黎明期状態だったジャンルと、千年以上の歴史を持つジャンルとでは、存在の重みが全然違います。
年月を基準に考えてみますと、「漫アゲ」を「文学・歴史」と同等の大ジャンルとして扱うのはやっぱり変でしょう。

市場規模や嗜好人口だけを考えていてはジャンルのバランス感覚を間違えてしまいます。
もっとも漫アゲの場合、人口の面でも割合が大きいとは言えません。少子化が進んでいますし。

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