競技クイズと他のゲームとの違い。

クイズは、他のゲーム、例えば、トランプや将棋、あるいは野球やサッカーなどのスポーツのように、一般に広く行われる競技や遊びにはなっていない。

旅行中のバスの中で、トランプをするのはよくある光景だが、みんなでクイズをするなんてことはあまりない。(なぞなぞクイズなら珍しくないけど)

クイズがどこでも気軽にできる趣味にならない最大の理由は、問題と答えを用意しなければならないことだ。そしてそれにはけっこう手間がかかる。用具と場所さえあればできるゲーム(競技、遊び)とはわけが違う。

問題集が大量に出回っているのだから、それを使えばいいじゃないかと思われるかもしれないが、それに載っている問題を既に聴いたことがある人と、そうでない人が同じ場にいる場合、その問題集を使ってクイズをするのは不公平になってしまう。
集まっているクイズプレーヤーの誰もが初めて触れる問題というのはそんなに多くはない。

クイズは単なる勝負事ではないのだ。
クイズプレーヤーは「選手」である以外に、問題を作るという創作者でもあるのだ。
クイズサークルで企画を打つというのは、他の趣味における創作発表と同様といえる。
その面で見ればクイズは、プラモデル、日曜大工、俳句、園芸などのような、作る(造る、創る)趣味ともいえるのである。

創作と言うと大げさに聞こえるかもしれない。事典のまる写しじゃないかという批判もある。
まる写しというのは誤解である。特に早押しの場合、問題文のカタチにまとめるのは簡単な作業ではない。
妥当なクイズ問題は熟達した技術によって生み出されるのである。

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