クイズ王の部屋

長文難問クイズをやる学生が少ないというけれど。

いわゆる長文難問クイズが作られるようになりだしてから20年くらい経ったでしょうか。大学生の間で作られはじめたので「学生風」などと呼ばれたりしましたが、近頃では当の学生が、その多くは「短文クイズ」しかやらない傾向にありますので、「長文」組のクイズ屋から、「最近の学生は難問をやろうとしないから向上心がない」などと言われたりします。

しかし、今の学生に、行き着くところまで行ってしまった最近の長文難問をやれというのは酷です。長文難問が出始めた頃と比べて、「長」や「難」の度合いが進んでいるのですから。

20年前に「長文」と呼ばれた早押しクイズは、今見ると問題文が短く感じます。若い「長文」派の人が見ると「フリが付いていないじゃないか」と思うでしょう。難易度も、当時の難問で今となってはベタになってしまったものも多々あります。(その逆もありますが)

昔の学生は、クイズが徐々に難問化していくのと歩調を合わせて、自分の実力を上げていくことができたのです。長文難問クイズの歴史と自分のクイズ歴がシンクロしていたからこそ難問に対応しやすかったと言えるのです。

クイズ界には学校の授業のカリキュラムのようなものがありませんので、学生にとって今の長文難問がとっつきにくいのは当然なのです。


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