クイズ王の部屋

川口浩探検隊の思い出

最近、『ほこ×たて』というバラエティ番組に出演した人が、番組を見て、やらせがひどすぎると怒っているというニュースがありました。テレビ番組にやらせは付き物ですが、あまりにひどすぎると、例えば、納豆に大きなダイエット効果があるとデータを捏造した某番組みたいに打ち切りになるかもしれませんね。

それにしても、些細なやらせならオッケーというテレビ界の風潮はどうにかなりませんかね。

ロケ番組で、レポーターが街なかを歩いている人に話しかける場面がありますが、その歩いている人が実は仕込みということもよくあるようです。
クイズ番組では、スタッフが出場者に対し、「○○のジャンルを出題しますので当日までに対策しておいてください」と言うこともあるらしいです。あと、こんな話も聞きました。あるクイズ番組で、出場者の日常を紹介するVTRを撮る時に、会社に出勤する様子を、実際に出勤している時に撮影するのではなく、別の日時に撮影のために出勤ルートを歩いたと、その出場者は言っていました。まあ、こんなのはやらせのうちには入らない小さなことですけど。

何かで読んだことですが、テレビ関係者は、テレビからやらせをなくすのは不可能だと言っていました。やらせを100%無くすには隠し撮りするしかないとも言っていました。

やらせはやらせでも、視聴者に分かりやすいお約束のやらせだったらアリですけどね。『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングのお友達紹介みたいに。

懐かしのテレビ番組『水曜スペシャル』の川口浩探検隊シリーズも、嘉門達夫の歌によってネタにされ、今となっては分かりやすいやらせの代名詞みたいになっています。
しかしですね、あの番組、バリバリのやらせという雰囲気ではなかったですよ。何も知らずに見たら、ガチの番組と思えるような作りになっていました。誰が見てもやらせという感じではありませんでした。もし放送期間中にやらせだと告発されたら大問題になっていたのではないでしょうか。
世紀の大発見なのにテレビのニュース番組で取り上げられることもなく、新聞にも載らないのですから、当時でもそのおかしさに気付いている人はたくさんいました。でも、番組のリアルっぽさは、視聴者を騙していると言われても仕方のないくらいのものでした。

川口浩探検隊


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