趣味によって男女の比率が違うだけ。

美輪明宏が雑誌『日経エンタテインメント!』に「芸術原論」というコラムを連載している。
立ち読みしただけなので詳しい内容は覚えていないが、最新号のコラムの中で、「日本の男性は、演劇鑑賞や美術館に行かないので文化度が低い。○○(忘れた)のようなコンサートの会場では観客の8割は女性だ」というようなことが書いてあった。まあこれは彼(彼女)の持論だ。べつのところでも同じようなことを言っていた。

でも、男と女とでは嗜好に違いがあるからねえ。
江戸時代の言葉に「芝居蒟蒻芋南瓜」というのがあることからも分かるように、女の人は演劇とかドラマを観るのが好きな人が男性より多いんですよ。

例えば、釣りに行く人、競輪に行く人は男が多いし、演劇を観に行く人は女が多いというように、男女比が偏っている趣味はいくらでもある。

男が圧倒的に多い趣味の世界で、「女はこれをやらないからダメなんだ」と言われていたら、女の人はどう思いますか。いい気はしないでしょう。

美術館に行かない人はレベルが低いだなんて勝手に決めつけられちゃ、たまったもんじゃない。

映画や演劇、美術館巡りが、鉄道、プロレス、競技クイズよりも文化的レベルが高いと考えるのが間違いなのである。
そりゃあ、競技クイズへの悪口なんかいくらでも言えるけど、クイズには長くやっていないと分からないような奥深さもあるのだ。

趣味に優劣をつけて、男を貶めてはいけない。

とはいえ、海外では劇場や美術館に行く客は男女半々らしい(この海外は欧米のことを指している可能性大だな)。
でも、それって、海外では外出する時は夫婦同伴で行動する傾向が強いってことじゃないかな。奥さんがミュージカルに行きたがるから仕方なくついていく旦那さんも多いような気がする。
あと、女の人が一人で歩くのは危険な国もあるし。

そもそも、どんな高尚なコンサートでも、会場の観客の男女比だけを見て、国民全体の男女の文化度の違いを判断することはできないのだ。

例えば、ある高尚なもの「A」があったとする。

日本で「A」を支持する人が、男女それぞれ次のような人数がいたとする。

1.女:4000万人 /男:1000万人

2.女:4万人 /男:1万人

1.の場合なら男はレベルが低いといえるが、2.ならそうとはいえない。人口に占める割合を考えたら分かる。
であるからして、2.の場合は、高尚な「A」を支持する人の8割が女だからといって、日本の男がダメということにはならないのである。

あと、これも言っておこう。

普段仕事で疲れている人はたまの休日くらい家でゆっくり過ごしたいのだ。それで文化度が低いって言われちゃあ、余暇ぐらい好きなようにさせてくれって言い返したくなるよ。

それに、インドアの趣味にだって、いいものがいっぱいあるのだ。

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