「職業のあり方研究会」が発表する「新入社員タイプ」

現代コミュニケーション・センターが命名しつづけてきたのを引き継いで、2002年からは日本生産性本部の「職業のあり方研究会」が毎年毎年、相も変わらず、その年の「新入社員タイプ」を発表している。あっ、2011年は東日本大震災があったから発表を中止してたんだった(でも、後になって「はやぶさ型」と命名)。皮肉めいたネーミングばっかりだから発表したら不謹慎になるもんね。『アエラ』の中吊り広告の一行コピーが、悲惨な事件があった時はダジャレじゃなくなるのといっしょだな。でもって、2012年は「奇跡の一本松型」と命名。「奇跡の一本松」とは、いつもとは違う奇跡のネーミングだ。例年なら幾つかの例外を除いて画一的に大量生産されたものを当て嵌めるのが常なのに。で、今年(2013年)は「ロボット掃除機型」だ。あーあ、また、これまで通りのネーミングだ。

要するにどの年も、若者は、個性が無い、覇気がない、自主性が無い、扱いにくい、と決めつけているだけ。

「研究会」が「新入社員のタイプを発表」と聞くと、その年の新入社員がどんなタイプかを調査して命名しているように思えるが、実際はその逆。
流行っているものを見つけて、それを新入社員になぞらえて、うまいこと言ってるだけ

よくよく考えたら、日本生産性本部の「職業のあり方研究会」が若者を個性的であると捉えていたら、その年の新入社員をたった一つのネーミングで言い切ってしまえるわけないか。

【参考】 各年のネーミング

1973年 – パンダ型
1974年 – ムーミン型
1975年 – カモメのジョナサン型
1976年 – たいやきクン型
1977年 – 人工芝型
1978年 – カラオケ型
1979年 – お子様ランチ型
1980年 – コインロッカー型
1981年 – 漢方薬型
1982年 – 瞬間湯沸かし器型
1983年 – 麻雀牌型
1984年 – コピー食品型
1985年 – 使い捨てカイロ型
1986年 – 日替わり定食型
1987年 – テレフォンカード型
1988年 – 養殖ハマチ型
1989年 – 液晶テレビ型
1990年 – タイヤチェーン型
1991年 – お仕立券付ワイシャツ型
1992年 – バーコード型
1993年 – もつ鍋型
1994年 – 浄水器型
1995年 – 四コママンガ型
1996年 – 床暖房型
1997年 – ボディシャンプー型
1998年 – 再生紙型
1999年 – 形態安定シャツ型
2000年 – 栄養補助食品型
2001年 – キシリトールガム型
2002年 – ボディピロー型
2003年 – カメラ付ケータイ型
2004年 – ネットオークション型
2005年 – 発光ダイオード型
2006年 – ブログ型
2007年 – デイトレーダー型
2008年 – カーリング型
2009年 – エコバッグ型
2010年 – ETC型
2011年 – はやぶさ型
2012年 – 奇跡の一本松型
2013年 – ロボット掃除機型

▼一覧に追加(2014年以降)

このくだらないレッテル貼りがいつまで続くのかは分かりませんが、とりあえず毎年このページを更新することにしました。

平成26年度(2014年度):自動ブレーキ型
平成27年度(2015年度):消せるボールペン型
平成28年度(2016年度):ドローン型
平成29年度(2017年度):キャラクター捕獲ゲーム型

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