クイズ王の部屋

「Qさま!! 3時間スペシャル」芸能人・医者・弁護士対決

クイズ番組「Qさま!!」。
普段は観ないけど、マイミクの方が出場するということで、2月2日(月曜日)放送の3時間スペシャルは観ることにした。

医者と弁護士。頭がいい人の代名詞的職業ですな。でも、知識が多いことと頭がいいこととは別問題でしょ。

この番組、「本当に頭がいいのは誰だ!」って銘打ってるけど、そんなん、どのジャンルにウェイトをかけて出題するかで結果はいくらでも変わる。

どうも、テレビのクイズ番組は、知識がある、イコール、頭がいい、と短絡的に考える傾向がある。

それはさておき、Qさま!!の早押しはテレビならではですね。画面を見て答える早押しなんて、一般のクイズサークルではなかなかできないことだ。(クイズプレーヤーの能力は耳で聴く早押しに特化しているのだ)

番組の感想には「易しすぎる」と「難しすぎる」の両方があったそうだ。こりゃ、どう作っても賛否両論は避けられないということですな。
競技の形をとっていても、テレビのクイズというものは「視聴者が観て分かる」ようにしなきゃいけないから大変だ。例えばプロ野球の放送では、普通の人が手も足も出ないような豪速球をピッチャーが投げていても視聴者は文句を言わない。当たり前だ。テレビのクイズ番組も、最強クイズ王決定戦を銘打つなら、一般視聴者を置いていくくらいの難問をバンバン出すべきだよ、本当は。

まあ、Q!!さまは厳密に「最強」を決めるクイズ番組ではないから、易しめの問題でいいですけど。

結果は優勝候補のNさんが順当に優勝。でも、決勝のあのルール、最後の1問を正解した人が優勝!みたいになってなかったっけ? まあ、べつにいいけど。テレビのクイズだし。

「3つ全て答えろ」のビジュアル問題は、普通の「1つ」ではないところが斬新だと思った。(Qさま!!を普段観ている人にはおなじみかな?) 「3つ全て」って、一瞬難しそうに感じるけど、だいたい、そのうち1つか2つはかなり易しかったね。

「湯浅さん、落ち着いてますねえ」(司会者)・・・でも、正解直後は落ち着いてない。そういえば、湯浅卓さん、以前より髪の毛を短めにしてるんですね。

東大卒“ヤング弁護士”Mさんの態度にも賛否両論あったそうです。あれを「否」と言う人は狭量すぎるでしょう。そりゃ、学校のイジメ問題は無くなりませんわな。
「クイズの勉強はするのか?」と聞かれた時のMさん、「しないですね。だから何の勉強をするんですか、クイズの勉強って。クイズの本を読むんですか?」。
そうなんです。クイズの勉強とはクイズの本を読むことなのですよ。クイズ界ではクイズ本を読まない人はまったく通用しないのです。
でも今回のQさま!!は、特にクイズ本を読んでいなくてもなんとかなる問題がほとんどでしたね。Mさんが音楽記号の問題を正解した時、司会者が「音楽も強いのか」って言ってたけど、いやいや、あんな3つの記号くらい、小学校で習いますから。
三流大学をバカにする人がいるが、三流大学の入試問題だって、一般の大人にとっては超難問だよ。
大学の入試問題なんか、一般視聴者にはチンプンカンプンだから、クイズ番組では出せませんわな。
漢字クイズだって、本来なら普通の文章に出てくるような二字の熟語をもっと出すべきだと思うが、「一般視聴者に分かる」ことを重視するテレビは、どうしても「紐育」「海鼠」「喋喋」みたいなのを出しがちなんだよね。どうゆうことなのかというと、「紐育」とか「海鼠」は通常漢字では書かないでしょ。「喋喋」なんか漢字変換でも出てけえへんで(「べらべら」だっけ?)。戦後は原則としてひらがなで書くようになった接続詞とか副詞とかを漢字にして、それを「読め」という問題が、テレビの漢字クイズではよく出題されるけど、それこそ、一般から乖離してるんじゃないのかな。


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