あの日に正解してこそ価値があった。

問題集に載っていないような知識を答えることはクイズの醍醐味の一つだ。

しかし、当初は「クイズ界」では広まっていない単語でも、「ベタ」化することは多々ある。

昔、私はサークルの例会の「ボードクイズ」で、知っていたはずの人物名を、集中力の足りなさからか、うっかり、全然違う人物の名前を書くという痛恨のミスをしてしまった。
その頃はクイズ界では知られていない人名で、私以外にも正解者はおらず、それどころか、「なんだそりゃ?」という雰囲気だった。
せっかくの単独正解のチャンスを逃してしまった。
そして月日は流れ、その人物名と著書のタイトルは“長文クイズ界”では、いつの間にやら、そこそこベタになってしまった。
今現在、その人物名をクイズで答えても、表面上は、どこかの問題集に載っているような標準問題を答えたのと同じことだ。

そう、あの日、あの時、答えてこそ値打ちがあったのだ。

これから先、その答えを正解することと、もう二度とは戻らないあの日に正解することとでは、全然価値が違う。
クイズ界のレベルが上がっていくのなら尚更だ。

とまあ、つらつらと、具体的な単語を伏せて書いてきましたが、上記の「人物名」というのは何かと言いますと、「ロバート・フルガム」です。
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』の著者です。

で、間違えて書いてしまった人名は、大ハズレなので恥ずかしくて明かしたくないのですが、「キングスレイ・ウォード」です。こちらは『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』の著者です。
全然違うにも程がありますね。

「日本の初代首相は誰?」の問いに「夏目漱石」と答えてしまうのに匹敵するくらいのトンチンカンな解答です。
共通点はベストセラーということだけやん。

『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』については最近クイズの場で痛恨の事がありました。それで、「ロバート・フルガム」を答え損ねたあの日の事を思い出したわけです。
長くクイズをやっていると、痛みを伴う思ひ出も多くなります。

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