第153回芥川賞・直木賞

平成27年上半期の芥川賞・直木賞が決定しました。

目玉はなんといっても、ピースの又吉の芥川賞受賞でしょう。

マスコミはお笑い芸人が芥川賞を獲ったということでことさら騒いでいますが、それほど意外なことではないでしょう。
だって、芥川賞の選考基準は「無名あるいは新人作家」ですよ。本職がお笑いだろうと何だろうと関係ありません。受賞が早すぎるなんて批判は論外です。『報道ステーション』内での古舘伊知郎の皮肉も的外れ。

では、今回の芥川賞直木賞受賞者および候補者についてのクイズを出します。最初と最後の問題はあまり関係ありませんが。

Q.

【1365】今年の第28回では、岡田利規(としき)の『現在地』、高橋弘希(ひろき)の『指の骨』、滝口悠生(ゆうしょう)の『愛と人生』、又吉直樹の『火花』といった候補作を抑えて上田岳弘(たかひろ)の『私の恋人』が受賞した、新潮社の新潮文芸振興会が主催する文学賞は何?

  • 『火花』は今年1月7日、『文學界』[文藝春秋]2月号に発表された中編小説。
  • 高橋弘希は『朝顔の日』により今回(第153回)の芥川賞候補にもなっている。高橋はロックミュージシャンとしての顔も持っている。
  • 滝口悠生もまた、『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』により第153回芥川賞候補となっている。
  • 岡田利規は演劇ユニット「チェルフィッチュ」の主宰者。

答:三島由紀夫賞

【1366】『黒冷水』で第40回文藝賞を受賞した当時は17歳で明治大学付属明治高校在学中であった、作品に『不思議の国のペニス』『「ワタクシハ」』『隠し事』『メタモルフォシス』などがある小説家で、今年7月、『スクラップ・アンド・ビルド』により芥川賞 を受賞したのは誰?
答:羽田圭介(はだ・けいすけ)

【1367】芥川賞では今回を含めてこれまでに、『リトル・バイ・リトル』、『生まれる森』、『大きな熊が来る前に、おやすみ。』、『夏の裁断』により回ノミネートされている作家で、今年の島清(しませ)恋愛文学賞を『Red』により受賞したのは誰?
※2005年には『ナラタージュ』が第18回山本周五郎賞候補となった。夫も小説家の佐藤友哉(ゆうや)。
答:島本理生(りお)

あと、上記に挙げていない第153回芥川龍之介賞の候補作は、内村薫風(くんぷう)の『MとΣ』。

【1368】2002年に「タード・オン・ザ・ラン」(『逃亡作法 – TURD ON THE RUN』と改題して出版されベストセラーとなった)で第1回『このミステリーがすごい!』大賞の銀賞及び読者賞を受賞、2009年には『路傍』で第11回大藪春彦賞受賞した、台湾出身の小説家で、このたび、『流(りゅう)』で第153回直木賞を受賞したのは誰?

  • 台湾生まれの直木賞受賞者は、『香港』で第34回直木賞(1955年下半期)を受賞した邱永漢に続き2人目。
  • 神戸生まれで台湾国籍も保有している陳舜臣は、『青玉獅子香炉』により第60回直木賞(1968年下半期)を受賞している。

答:東山彰良(ひがしやま・あきら)

【1369】2003年「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、2006年『天才たちの値段』で単行本デビューした、『人形の部屋』『竹島』『シュンスケ!』などの作品で知られる小説家で、今年、『東京帝大叡古(えーこ)教授』で第153回直木賞候補となったのは誰?
答:門井慶喜(かどい・よしのぶ)

【1370】母も同じく小説家の澤田ふじ子。2011年、『孤鷹の天』(こようのてん)により史上最年少で中山義秀文学賞を受賞した小説家で、今年、『若冲』(じゃくちゅう)で第153回直木賞候補となったのは誰?
答:澤田瞳子(とうこ)

【1371】『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』などの映画でメガホンをとった映画監督で、小説家としても、『きのうの神さま』で第141回直木賞候補、『永い言い訳』で第28回山本周五郎賞候補および第153回直木賞候補となったのは誰?
答:西川美和

【1372】本名は坂東齢人(ばんどう・としひと)。1996年に『不夜城』でデビューして以来、ノワール小説の旗手として活躍している小説家で、今年、『アンタッチャブル』で第153回直木賞候補となったのは誰?
答:馳星周(はせ・せいしゅう)

【1373】2013年には『嘆きの美女』が、2015年には『ランチのアッコちゃん』がNHK BSプレミアムの「プレミアムよるドラマ」にてテレビドラマ化された小説家で、2014年には『本屋さんのダイアナ』で第151回直木三十五賞候補、2015年には『ナイルパーチの女子会』(第28回山本周五郎賞受賞)で第153回直木三十五賞候補になったのは誰?
答:柚木麻子(ゆずき・あさこ)

【1374】現在、芥川賞と直木賞の受賞者記者会見とその翌月の授賞式がともに行われている、日本を代表する高級ホテルはどこ?

  • 会場として使用されてきた東京會舘は、建て替えのため今年1月31日付で営業終了。2018年春、営業再開予定。
  • 芥川賞と直木賞の選考会はともに料亭「新喜楽」[東京都中央区築地四丁目]で行われる。(芥川賞は1階、直木賞は2階)

答:帝国ホテル

ところで、両賞の選考委員は次の通りです。

芥川賞:小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、村上龍、山田詠美

直木賞:浅田次郎、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき

A.

【1365】三島由紀夫賞

【1366】羽田圭介(はだ・けいすけ)

【1367】島本理生(りお)

【1368】東山彰良(ひがしやま・あきら)

【1369】門井慶喜(かどい・よしのぶ)

【1370】澤田瞳子(とうこ)

【1371】西川美和

【1372】馳星周(はせ・せいしゅう)

【1373】柚木麻子(ゆずき・あさこ)

【1374】帝国ホテル

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