サイクス・ピコ協定のピコ氏はジョルジュ=ピコだった。

4月24日に続き、またまた複合姓の話題を持って来てしまいました。これで4回目だ。

フサイン・マクマホン協定、バルフォア宣言との3つの間で相互矛盾をきたしていたことで知られるサイクス・ピコ協定(Sykes–Picot Agreement)。
この協定にイギリスのマーク・サイクス(Mark Sykes) と共に名を残しているのはフランスのフランソワ・ジョルジュ=ピコ(François Georges-Picot)。
ピコはジョルジュ=ピコで複合姓だったんですね。でも英語表記でも「サイクス・ピコ」の「ピコ」を「ジョルジュ・ピコ」にはしていない。フランス語でも「accords Sykes-Picot」で「ジョルジュ」は入っていない。
複合姓は必ずしも切り離してはいけないものではないのかもしれない。
まあ、日本人名でも、「山崎さん」「山本さん」「山田さん」などの人が愛称で「山ちゃん」「山さん」と呼ばれることがあるし。(ちょっと話がズレてるか)

英語やフランス語では複合姓も、二人以上の名前からなる名称も、繋ぎ目は同じ「‐」(ハイフン)を使うようだ。だから英語やフランス語の「サイクス・ピコ協定」を「サイクス・ジョルジュ・ピコ協定」にしたら、それぞれ異なる用法の同じ記号「‐」が混在することになってしまう。だから「ジョルジュ」を入れないのかな?

日本語のカタカナ表記では、原語の「‐」は「=」(二重ハイフン)にするようになってきている。しかし、二人以上の名前からなる条約、協定、法則などの名称では、まだ、「=」より「・」(中黒)の方が優勢だ。
ところで、ウィキペディアを見ると、「フサインマクマホン協定」「サイクスピコ協定」というふうに表記が統一されていないページがあった。→三枚舌外交
「ピコ」は「ジョルジュ=ピコ」だから、「=」を避けたのかもしれない。

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